外壁塗装の保証範囲・保証内容を業者目線で徹底解説

知っておきたい外壁塗装の保証内容

「外壁塗装を考えているけど保証内容って一般的にはどうなっているんだろうか??」「万が一施工後トラブルが起きたら?」

一般的な戸建住宅の外壁塗装は100万円近くかかる大きな工事です。

施工後にどこまでフォローしてくれるのかなど、保証内容について気になっている人も多いのではないでしょうか。

ここではこれまで大阪を中心に1万件以上の施工を行ってきた弊社が外壁塗装の保証内容についてご説明します。

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外壁塗装の保証の基本

外壁塗装の保証の種類

外壁塗装の保証には、大きく自社保証と第三者保証があります。

自社保証書のサンプル
ミズノライフクリエイト 自社保証書サンプル

住宅あんしん事業者登録証
住宅あんしん事業者登録証(第三者保証)

自社保証は、施工会社が保証してくれるものですが、たとえば施工会社が倒産した場合などには保証は無効になります。

一方第三者保証は別会社が保証するものです、施主様にとっては保証に関してメリットがあります。

 

一般の会社の場合を考えると、会社を設立して10年後に存続している会社は、100件中約10件と言われており、建築会社や塗装会社も例外ではありません。

このことから、できれば自社補償だけでなく、第三者保証が備わっている方が安心です。

 

外壁塗装の保証範囲

基本的には外壁塗装工事の場合は、「塗装の剥離」や「外壁塗装の浮き」に関することが外壁工事の保証の範囲になります。

また工事請負契約書や工事書面に塗装工事以外に工事内容が記載されている場合は、塗装工事以外の工事も第三者(保険会社等)が対象になる場合があります。

 

外壁塗装の保証期間

一般の塗装工事の保証(自社保証)の場合、請け負った塗装業者が任意で期間を定めており、塗料の性能と塗装会社の施工の技術によって保証期間は異なります。

瑕疵保険を契約している工事の保証(第三者保証)の場合は、引き渡し日から1~2年の場合が多いです。

5年や10年などの長期保証を希望する場合は、長期の保証オプションもあります。(長期保証にはいろいろ条件がありますのでご注意ください)

 

外壁塗装の自社保証と第三者保証

自社保証とは

塗装業者自ら、保証の期間や保証内容を任意に保証します。塗料の耐久性能にランク分けして、各塗装業者が各自の判断で期限を決めて、保証書を提出します。

第三者保証とは

保険会社の保証が付加されています、保証の内容や範囲は各保険会社により異なります。また塗料会社が「塗料の性能から保証」している保証もあります。

 

■外壁塗装の保証範囲と保証期間

自社保証 第三者保証
外壁塗装の保証範囲 外壁塗装の場合は剥離(ハクリ)が中心です。

膨れや変色(経年劣化は別)、木部や鉄部の塗装も保証の範囲なのか確認することをおすすめします。

リフォーム保険は施工工事全体が保証対象になります。

外壁塗装その他の契約の場合:工事契約内容全般から保証されます。(各保険会社によります)

外壁塗装の保証期間 請け負った業者によってバラツキがかなりあります。 リフォーム瑕疵保険は1~2年

(工事完了日から5年長期保証はオプション。条件による)

 

外壁塗装の保証のチェックポイント

ここでは、外壁塗装で保証についてチェックしたい項目をいくつかご紹介します。

 

外壁塗装の保証についてのポイント

外壁塗料によってメーカーの定める塗料の耐用年数は異なり、使用塗料によって保証期間も変わることが多いです。

塗料名 耐用年数 弊社からのコメント
ウレタン塗料 6~8年 他の主流の塗料と比較すると、劣化変色がめだちやすい塗料になります。
シリコン塗料 8〜15年 外壁塗装で最もポピュラーな人気塗料です。シリコン系塗料は約30種類以上、各メーカーから出ているので上手に選択すると価格より価値のある塗料を選べることができます。
フッ素塗料 15〜20年 フッ素系塗料は、見た目に艶があります。塗り替のタイミングに注意が必要。附帯部分の塗装も超耐久塗料の使用が必要です。
断熱塗料
ガイナ
15〜20年 ガイナは、「断熱性能」「防音性能」「耐久性能」「消臭性能」に優れています。高付加価値のついた塗料です。
無機塗料 15年以上 無機塗料は、超耐久塗料とも言われ、フッ素をしのぐ超耐久性を持っています。

(※)上記の耐用年数はあくまで「塗料」の耐用年数です。建物そのもので考えた場合は、塗料以外の部分、たとえば元々の外壁の劣化状況や雨・風・紫外線の強さなどによって、ばらつきができます。

(関連記事)【外壁塗装の寿命は?】塗料別の耐用年数を一覧でご紹介

 

「10年の保証」「20年の保証」は間違いではありませんが、たとえば塗装会社が設立して5年未満の会社が「自社保証10年~20年保証」は施主としても判断が難しいところです。

「自社保証」はいけないというのではありませんが、高額な工事になればなるほど「第三者の保証」の違いをご理解されることをお勧めします。

 

保証対象外について

下記のような項目は一般的に保証の対象外になりますので注意しましょう。

  • 天災や火災・自然現象が原因によっておきた塗装のトラブル
  • 善管注意義務に抵触(ていしょく)する場合
  • 施工業者の施工に不具合がない場合
  • 建物の構造および仕様に欠陥(けっかん)がある場合

等々

 

(補足)保証対象外の内容で外壁劣化が起こった事例

最後に、実際に弊社でお問い合わせいただいた中で、一般的な塗装工事の保証対象外の範囲で起こった外壁劣化事例をご紹介します(一部保証の適応あり)。

外壁劣化の例 劣化がおこりだしやすい時期 対応業者
外壁亀裂 約7年~10年 大工・左官業者
外壁下地の劣化(モルタルの壁や窯業系サイディングの浮き) 約5年~ 大工・左官業者
樋の劣化(樋の破損や樋のつまりを含む) 約5年~ 板金業者
コーキング劣化 約7・10年~ コーキング業者
防水 約7年~ 防水業者
サッシ・サッシ廻りの劣化 約10年~ サッシ工事業者
タイル 約10・15年~ タイル工事業者
水切り・小庇・板金(金属部分) 約10年~ 板金業者
木部・ウッドデッキ 約5・7年~ 大工
テラス(樋の破損やアクリル含む) 約7年~ 外構工事業
外壁の雨漏れ 約5・7年~ 調査会社

 

雨漏れ防止や家の保全という意味では、外壁の塗り替えでは済まない部分もかなり多いことが理解できます。

外壁塗装のメンテナンスの限界を下の図で表しています。

 

水野社長_カラー
実際これらの事から、外壁塗料だけではなく、様々な事情から建物の保全を考えなくてはいけなません。各専門業者による外壁劣化診断とそれに応じた適切な補修が必要です。

 

まとめ

まとめです。今回は、外壁塗装の保証内容についてご説明しました。

弊社から特にお伝えしたいことは、外壁は塗料だけで仕上がっていないということです。

外壁劣化の種類や状態を考慮せず外壁塗装をしても、施工後2~3年目から外装部の不具合が早々に起きてくる場合があります。

特に、近年は毎年のように上陸する台風やゲリラ豪雨によって、従来よりも外壁の損傷が激しい家も多くみられています。

なお、弊社も大阪を中心に皆様のお家の外壁診断調査や、外壁塗装工事をさせていただいております。

もし家の劣化を気にしておられる場合は「ミズノライフクリエイト」もご検討いただけましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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