外壁塗装におけるバイオ洗浄の役割・特徴とメリット デメリット

バイオ(洗剤)の様子

バイオ洗浄ってなに?高圧洗浄と何が違うんだろうか?

一般的に塗装業者が塗装をする際、水を使った高圧洗浄で外壁の汚れを洗い落とします。

しかし、苔やカビ・藻などが繁殖している場合は通常の水を使った高圧洗浄では不十分であるため「バイオ洗浄」という洗剤を使った洗浄が必要な場合があります。

ここでは外壁・屋根塗装におけるバイオ洗浄の役割・特徴やメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

 

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外壁塗装における洗浄の役割

外壁塗装前の洗浄の重要性

外壁塗装において、外壁の洗浄は非常に重要な工程です。外壁にこびりついている汚れを洗い落とし、塗装の密着・定着を高める効果があります。

外の空気や雨や風にさらされている外壁には、劣化した塗膜が残っていたり、苔やカビ・錆び、その他多くの不純物が付着していたりします。

どんなに良い塗料を使っていても、浮きや剥離の起きた劣化の激しい塗膜や苔・かびなどの不純物がある状態で上から塗装をすると塗料が定着せずに、塗装の剥離原因になります。

塗装をする前には、外壁にこびりついが不純物を洗浄して徹底的に落とすことが重要です。

 

バイオ洗浄とは洗剤を組合せた高圧洗浄

外壁の汚れの激しい場合、水を使った高圧洗浄でも限界があります。そう言った場合「バイオ洗浄」が有効です。

バイオ洗浄も高圧洗浄の一種で、高圧洗浄と洗剤を使った洗浄を組み合わせて洗浄する方法です。

洗浄剤による外装洗浄の様子

10年以上雨や風などにさらされている外壁には、藻や苔・カビの菌の根が繁殖して、頑固にこびりついている場合があります。

 

バイオ洗浄専用洗剤を使用する場合は、通常下記のように3回の洗浄工程を行います。

バイオ洗浄の3回の洗浄工程

  1. 水を使った高圧洗浄(1回目の洗浄)
  2. バイオ洗浄/外装専用洗剤を使用した外壁洗浄(2回目の洗浄)
  3. 水を使った高圧洗浄(3回目)

 

■バイオ洗浄前と後の様子(瓦屋根の場合)

バイオ洗浄前と 洗浄後の様子の比較

バイオ洗浄(オリバークリーナー洗浄)

弊社の扱うオリバークリーナー洗浄は、とても効果的に汚れを落とすことができます。洗浄後は真っ白になり、新しく工事した時のイメージを再現することが出来ます。大谷石など柔らかい石の洗浄にも適しています。

洗浄処理を入念に行うことで、塗料の性能を最大限に発揮する外壁塗装・屋根塗装工事ができるようになります。

 

バイオ洗浄のメリットとデメリット

バイオ洗浄の大きなメリットとしては、「水による高圧洗浄だけでは除去できない外壁のカビや苔などの菌の根」を洗い落とせることです。

デメリットとして通常の高圧洗浄よりも費用がかかることが挙げられます。

バイオ洗浄と(水による)高圧洗浄のそれぞれの特徴とメリットデメリットをまとめると下記のようになります。

(水を使った)高圧洗浄 (洗剤を使った)バイオ洗浄
特徴 外壁の汚れが比較的ましな場合に通常塗装業者が利用する洗浄 外壁の汚れが激しい場合に利用する洗浄。最近主流になりつつある
メリット 費用がバイオ洗浄よりも安い 藻・苔・カビなど頑固にこびりついた汚れも根こそぎ落とすことができる
デメリット 外壁に藻・苔・カビなど頑固にこびりついる場合、洗浄後も菌や小さい汚れなどを落とし切れない場合がある 費用が水を使った高圧洗浄よりもかかる
(※)高圧洗浄の役割や特徴の詳細は「【高圧洗浄とは】外壁塗装における高圧洗浄の役割とバイオ洗浄との違い」をご参照ください。
最近は超耐久塗料を前提にバイオ洗浄が主流に

最近では、塗料メーカーで塗料の開発が進み、フッ素や無機塗料などの耐用年数15年以上といった超耐久の塗料を使うことが増えてきています。

超耐久塗料では特に下地処理が重要で、しっかりとした洗浄なしでは塗料の耐久力を十分発揮できません。

ですから、弊社では最新性能の塗料を使う場合もバイオ洗浄によって汚れをきっちり落とすことをおすすめしています。

 

 

バイオ洗浄の洗浄手順

ここでは、外壁と屋根、それぞれの場合でバイオ洗浄の手順をご紹介します。

バイオ洗浄手順(外壁の場合)

ステップ1. 水を使った高圧洗浄(1回目の洗浄)

まずは、通常の水を使った高圧洗浄を使って外壁の汚れを洗浄します。

洗剤が浸透しやすくするため水養生を行い、洗浄面を全体的にたっぷりと清水にて濡らします。

壁高圧洗浄の様子
壁高圧洗浄の様子

 

(※)植栽・サッシ等に高圧洗浄の水が当たらないように十分注意が必要です。

1回目の高圧洗浄でもある程度は汚れを落とせますが、最近の超耐久塗料を考慮した付着力向上のために、ひと手間をかけて次のステップの外装専用の洗剤やバイオ洗剤を状況に合わせてどちらか使用します。

 

ステップ2. バイオ洗浄/外装専用洗剤を使用した外壁洗浄(2回目の洗浄)

つぎに、バイオ洗剤/外装専用洗剤を使用した外壁洗浄を行っていきます。

まず洗剤を一定の濃度で希釈します。(下記はオリバークリーナーという洗浄製品です)

バイオ(洗剤)の様子

※洗浄用タンクに適量の洗浄剤をうつします。洗剤原液から外壁の汚れ状況に合わせて、計量カップを利用して希釈量を決めます。

 

つぎに、洗剤を使った洗浄を外壁に対して行っていきます。壁面(金属サイディング)全体に高圧洗浄機を使用しての洗浄になります。

壁バイオ洗浄中の様子

(※)部分的に多めに洗剤がかけられていても効果は同じです。均等に洗剤を散布するように洗浄を行います。

 

ステップ3. 水を使った高圧洗浄(3回目・洗浄剤を洗い流します)

洗剤散布後5~10分待ってから、最後に清水にて洗い流していきます。高圧洗浄機にて洗い残しの無いように全体的に洗い流します。

壁洗剤洗い落しの様子

 

以上で、外壁の洗浄手順は完了です。塗装前の下地処理として不純物をしっかり除去できました。

 

バイオ洗浄手順(屋根の場合)

次にカラーベスト屋根を例にバイオ洗浄の様子を説明します。

ステップ1. 水を使った高圧洗浄(1回目の洗浄)

まずは、水をによる高圧洗浄で1回目の洗浄を行います。

屋根高圧洗浄の様子
屋根高圧洗浄の様子

 

(※)洗剤を使用して外装の洗浄を行う場合には一般邸に、水養生(みずようじょう)を行います。

ただし、このように泥漿(でいしょう)が多い場合には高圧洗浄機による水圧で、カラーベスト表面に付着している泥漿やスラリー(スライム)を洗い流します。

 

ステップ2. バイオ洗浄/外装専用洗剤を使用した外壁洗浄(2回目の洗浄)

次にバイオ洗浄の準備を行います。ここではオリバークリーナーというバイオ洗浄剤を事前に希釈しておきます。

バイオ(洗剤)の様子
バイオ洗浄(オリバークリーナー)希釈作業の様子

 

つぎに、洗剤を使った洗浄を屋根に対して行っていきます。屋根全体に高圧洗浄機を使用しての洗浄になります。均等に洗剤を散布するように洗浄します。

屋根バイオ洗浄の様子

 

 

ステップ3. 水を使った高圧洗浄(3回目・洗浄剤を洗い流します)

ステップ2の洗剤散布後に5~10分反応させてから、最後に清水による高圧洗浄(3回目)を行い、洗浄剤を洗い流します。洗い残しの無いように全体的に洗い流していきます。

屋根高圧洗浄洗剤洗い落としの様子

 

以上で、屋根のバイオ洗浄は完了です。塗装前の下地処理として不純物をしっかり除去できました。

屋根バイオ洗浄完了の様子

 

 

汚れを落としきれていないと剥離の原因に・・・

いまでも塗装業者のなかにはカビやコケの発生しているにもかかわらず、外壁や屋根の洗浄は水道水による高圧洗浄を使用して水で洗っている業者がおられます。

不純物を取り除けていないと塗装の剥離の原因になります。残念ながら、この手の剥離を現場ではしばしば見かけることがあるのが現状です。

 

まとめ バイオ洗浄の特徴とメリットデメリット

まとめです。今回はバイオ洗浄の特徴とメリットデメリットについてご紹介しました。

いずれにしても塗装をする前には、外壁にこびりついが不純物を洗浄して徹底的に落とすことが重要です。

最近では耐用年数15年以上といった超耐久の塗料を使うことが増えてきていますが、塗料の性能はしっかりとした洗浄なしでは発揮できません。

弊社も、外壁塗装の際には洗浄に力を入れており、バイオ洗浄を積極的に使っております。

もし家の外壁の塗装を考えておりましたら、ミズノライフクリエイトもご検討いただけましたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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